ライとクラッド
ライはクラッドを相手にはブリューナクは使わないまま代わりに長剣を使いながら
クラッドは直接拳にキャピタルを装着して
「ライィィィ、お前はいつもそうだな。俺のことをいつもぉ」
「お前がただ自分のことばかり、自分の理想ばかり見ているから
長剣グリムアイ、ミリオンレイを装着。クラッドォォ」
ライの光を纏ったグリムアイとクラッドの風を纏った一撃が激突し、二人の間に衝撃が弾け飛ぶが
二人ともひるむことはなく戦いはやむことはなく
「二人とも、かなりの強さ。でもなんだか」
「ああっ、まだなにか隠しているような気がしてならない」
「ライはブリューナクを使っていないし、クラッドも何か、まだ何かがあるような」
カイラ、エルミーラ、ジャン、ギーブの四人は二人の戦いを見守る中、二人は止まらないまま
「どうした?ブリューナクは使わないのか、それだけじゃ俺には勝てないことを知っているだろ」
「さあね、だがそっちがあれを、イルミナスを使っていないだろ」
「あれを使ったら、そっちはブリューナクを、神武を使いかき消すだけだろうが、そろそろ決着といかせて貰うぞ。ライ」
ライはイルミナスというクラッドの隠し持っている何かを言うがカイラたちは何のことなのかは分からないまま
二人が全ての力を込めて決着をつけようとしたがその少し前に以前タイロートを襲った人形兵たちがカイラたちを囲っていて
「こいつら、いつの間にこんなところにまで」
「これはこれは、またお会いしましたね。」
「シュライカ、ここに貴様を呼んだつもりはないが、事と次第によっては貴様を俺は」
「別にクラッド様の邪魔をするつもりはありませんよ。ただこの方が確実かと思いまして」
シュライカがそういうと人形兵たちがカイラを襲おうとしていてそこにライがブリューナクを手にしていてミリオンレイを装着していて
「いくら数が多くても、こいつの前には無力だろ。シュライカ」
「ええそうなりますね。いくら私たちのイルミナスの力を加えていても神武の前には簡単にかき消されてしまいますからね
けどその力を今あちらに、リビングドール達に使ってしまったらクラッド様には太刀打ちできなくなるでしょうね」
「シュライカ、この俺がそんな加勢がなければ負けると言うのか?」
シュライカはそう言いながらカイラたちに襲い掛かりカイラたちもそれぞれキャピタルを装着していて対抗しようとしていたが
ライはブリューナクから以前にタイロートの街サブラで放った一撃で全て撃退するがかなりの力を消耗してしまい
ブリューナクでシュライカもクラッドも撃退しようとしてもとてもそこまでの力は残っていないまま
「正直こんな戦い方は好きではないが、我々には神武が必要なんだ。
ライ、これで終わりにさせてもらうぞ」
「くっ、クラッドォ!!」
クラッドの一撃がライのブリューナクから放たれた一撃を貫きライに当たろうかとしていたが
ジャンがラージアンをミョルミルに装着して大きくした破砕球で防御しその一撃で武器は破壊されてしまったが
「くぅ、なんて一撃だ」
「お前、ジャンだったか、どうやら助けてもらったようだな」
「正直俺にはこいつの言っている予言のことは心から間違っていると否定は出来ない」
「ジャン!!」
「わかっているカイラ、否定は出来ないがこのままこいつらのことをそのままにしておくこともしない」
「そうね。確かに私にも予言なんて分からない。でも正直私は気に入らないのよ。このシュライカのやり方は特にね」
三人はライを庇うように守りながら、しかしシュライカはまた新たな人形兵を生み出そうとしていたがクラッドはそれを止めて
「お前達に用はない。俺の目的はライの持つブリューナクとミリオンレイだ。そいつを渡せ」
ライも渡す気はなく襲い掛かろうとしていたがそこにギーブが杖を上に掲げながらキャピタルを装着していて
「シュライカ、物体を生き物のようにして操るキャピタルはお前ではないぞ。エーデ」
ギーブの杖ワンダーワンドにエーデの力で土から、自らシュライカのような人形兵が
「ギーブ、貴方も損そんな力を持っていたのですか。私のこの力とどちらか上か試してみるのも面白そうですけどねぇ」
ギーブは人形兵でクラッドの足止めをしようと周りを囲むが突然ギーブの人形兵たちが切り刻まれ吹き飛ばされてしまい
二人の人影がカイラたちに迫っていて
「へぇ、シュライカ以外にもこんな悪趣味なキャピタルを使っている奴がいるなんてね」
「シュライカ、それにクラッド様。お早めに」
「ラミラ、それにガルヴァス。余計な真似ばかりする必要などないというのに」
そこにはラミラと、以前にアルモートを滅ぼしていたときのラミラとシュライカと一緒にいたガルヴァスまでいて
「ちっ、こいつらまで来ていたのか。これはまずいな」
ライはこの状況をどうしようもないようにクラッドは一人で十分だと下がらせようとするがガルヴァスがクラッドの後ろから突然剣で突き刺したのであった
「がぁっ!!・・ガルヴァス、貴様ぁ」
「もう、クラッド様、貴方は必要ないと言う事です」