遭遇
シュライカの襲撃から数日がたち
「なるほど、ライはタイロートの国境沿いサブラにいたんだな。」
「はい。ブリューナクもミリオンレイもお持ちに」
クラッドはシュライカから聞き出すとその場を立ち去り
そしてタイロートのカイラたちは
「ライだったな。いい加減に教える気にはならないのか?」
あれから数日で街の復旧や隣国のアルザットのこともありなかなか時間も取れないでいたが
ようやく終わりギーブの家まで再び行きライも一緒のまま
「そう言われてもな。俺はお前達のことよく考えたら知らないからな」
ライはカイラたちのことが何者なのか知らないので教えられないといいカイラたちは今までの奴らとのことを話し
「やっぱりそう動いていたか・・あいつらの目的がそうだから、そう動いているんだろな」
一人で納得したかのようにカイラたちは納得できないまま説明を求めていて
「だから、俺達にも教えてくれ。やつらは一体何者なんだ。どうして街や国を襲っているんだ」
「私も教えて欲しいわ。貴方のその武器だけは何か特別みたいね」
いっぺんに聞いてくるのでらいはひとまず落ち着くようにギーブにシュライカの事を聞いて
「まずはこの宝の地図のことから話すかな。シュライカがこいつを渡したのはきっと解読して欲しかったんだろ
おそらくこいつにはシュライカの奴が何か仕掛けていたんだろうな」
ライはそう言うと地図を全部燃やしてギーブや慌てながら見てみると黒い影が
「こ・これは?」
「おそらくこいつを解読できたらあいつらにわかるようになっていたんだろ。それであいつらはあんたに渡して自分達が先回りするってことだったんだろ」
「この地図は一体なんだったんだ?あそこには行ったが何もなかったぞ」
「それはそうだろうな。正確にはもともとあったんだよ。だが誰かが転移させたんだろうな。」
ライは何もなかったことに誰かが隠すために転移させたと話し
「おそらくそこには神武、あるいはそれに関することがあったんだろうな。」
「神武ってあの始まりの武器でしょ。」
「ああ、お前の国にもあるあれだよ。お前、帝国の人間だろ」
ジャンはエルミーラが帝国の人間だと見抜いていて
「どうしてわかったの?」
「なんとなくだ、まあ俺もいろいろとな」
「私の国にもちょっと事情があってそれでこっちまで来てみたんだけど、まさかこんなことがあるなんて思わなかったわ」
「そうだったのか。まあそれならそれでいいが、その武器も神武なのか?」
カイラはそのことには気にしないままライに聞いて
「ああ、神武の一つブリューナクだ。そしてこいつはこの神武から生まれたキャピタル、ミリオンレイだ」
「この神武からって?」
「もともと神武はキャピタル無しに使えていたんだ。ただ昔にいろいろあってそれでキャピタルと分離したらしい」
「あいつらはそれを狙っているって事ね。タイロートなどどうして街や国まで襲っているの?」
「それはな。ある預言書にクラッドはそれを変えるために」
ライは詳しく説明しようとしていたところにギーブの家まで誰かが来て
「そう、予言を覆すために我々は動いているんだ。
ライ、久しぶりだな。お前が俺と袂をわかれて依頼か?」
「クラッド、いきなりとはあいかわらずだな」
クラッドがカイラたちの前に来て臨戦態勢をとるが
「別に戦いに来たわけじゃない。ちょっと話をしに来ただけだ。今はな」
そう言いながらくつろぐように座り警戒しながらも話し合いをすることになった