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第6章 最後の審判とストレージの再起動――黙示録との合流
6-1. 死者復活(ファイル再活性)と最終判定
前述したように、黙示録20章13節の「海はその中にいる死人を出し、死も黄泉もその中にいる死人を出す」という表現は、人類史上すべての魂が復活し、神の前で審判を受けるとされる。ストレージ学派は「非活性ファイルをリストアし、一斉スキャン・評価する」行為と捉える。現実のコンピュータでも、過去に保存したファイル群を再度読み込み、整合性を検査し、不要なものは削除、必要なものは新バージョンへ移行することがあるが、これとほぼ同じ見方が黙示録を解釈する。
6-2. 新天新地は新バージョンのストレージワールド?
『黙示録』21章あたりで言及される「新しい天と新しい地」は、最終審判後に現れる理想世界として描かれ、涙も苦しみもない完全なる領域となる。ストレージ学派においては、これは“上位プログラムが旧バージョン(現行宇宙)を閉じ、厳選された(救済された)データのみを引き継いだ新バージョンのシミュレーションを起動する”プロセスである。このとき、バグや不正データは捨てられ、“命の書に記された”データだけが新天地に移行する。




