2012年2月9日 託宣によりむきあう
今回は残酷な表現や同性愛的表現がありますのでご注意ください。
こんな夢を見た。
私は高校生で転校生だった。
休み時間、グラウンドで同級生たちと遊んでいると、その中の一人の男子生徒が空を見上げて突然動かなくなった。
慌ててその男子生徒から遠ざかりだす同級生たち。私も、訳が分からないながらも友人に手を引かれ逃げ出す。
逃げながら振り向くと、動かなくなった男子生徒にナニカが降りてきていた。
ナニカをその身に降ろした男子生徒は、虚ろな表情で猛然と逃げた私たちを追い掛けだした。それはもう、凄いスピードで。
私と友人はあっという間に追いつかれ、男子生徒の延ばした手が私の肩へ。
男子生徒は虚ろな表情のままよく分からないことを私に言いだした。
言われている意味が全く分からないまま男子生徒と向き合っている私に、友人が説明してくれた。
この地域ではよくある現象で、男子生徒には今、託宣を授けるモノが降りている。託宣を授けられた人は、自身の不浄と向き合わないといけない。
その託宣を、私は授けられたらしい。
私が向き合わなければならない不浄は、転校前の学校の友人の死。
その友人とは恋愛関係一歩手前のような関係だったのだが……、友人は殺されてしまった。
連続殺人で、その被害者の一人だった彼女の遺体と殺害現場で対面した。遺体は血だらけでがりがりに痩せていて、胎児みたいに体を丸めた状態でワイヤーで巻かれていた。
他にも同様の女性の遺体がそこにはごろごろしていて、中には小さい子の遺体も……
そこで目が覚めた。
なかなか陰惨な内容だが、夢を見ている時は全く恐怖を感じなかった。
彼女の死と向き合ったあとの私にはどんな変化があったのだろう。