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2014年7月23日 行き先の変わる電車

 こんな夢を見た。




 私は電車に乗っていた。それは特殊な電車だった。

 

 どうやら、地上では何やら紛争だかが勃発しているようで、それを避けるためにこの電車は走っているらしい。


 目的地がある訳ではなく、危険な場所を避けて延々と走る。時々、どこかで停車するけれど降りる人は殆どいない。


 内部は車両によって造りが異なっており、私がいるのは六人部屋仕様。庶民は大部屋仕様で、カプセルホテルのような造りになっている。

 庶民といっても、この電車に乗る権利を買えるだけのお金を持っている庶民だ。


 私は何か用事があって、一時電車を降りる事になった。下車をしても電車に戻る意思がある場合、どんな仕組みになっているのか、停留所で待っていれば乗っていたのと同じ電車がちゃんとまた迎えにくる。


 電車を降りると、停留所で何かを探している人と遭遇した。その人は、どうしてもそれを探さなくてはいけないのだと言う。


 それを聞いた同じく電車を降りた男性が、苦笑して停留所を指さす。


「そんなに思い詰めるから、行き先が出来てしまった」


 停留所の行き先案内には、良く分からない行き先名が書かれていた。


 どこ行きなのかと、探しものをしていた人が聞くと、男性はあなたが望む場所だと答えた。




 そこで目が覚めた。


 夢の中の私はただ戦火を逃れる為だけにあの電車に乗っていた。探しものをしていてあの人は何を探し、どこへ向かったのだろうか。

 

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