2017年10月14日 蜘蛛、蛇、蜥蜴
タイトル通りの生き物が出てきます。苦手な方はご注意ください。
こんな夢を見た。
私は自宅のリビングのローテーブルで食事中だった。テーブルの上には流木のオブジェが置かれている。
食事を進めながらオブジェに目を向けると、蜘蛛が一匹。割りと大きめで、足が太く毛むくじゃら。ハリーポッターに出てきたアラゴグみたいだなと私は思った。さらによく見ると、もう二匹。同じ種類の蜘蛛が。
これ、巣を張らないタイプの蜘蛛だな。毒は持ってないやつだ。と、冷静に判断する。蜘蛛は特別好きでもないが、悲鳴を上げるほど嫌いでもない。
一匹なら掴んで外に出すが、三匹いっぺんには大きさからして無理。なので、放置することにした。
ぼーっと蜘蛛を見ていたら、他にもオブジェに隠れていた。
それは蛇。流木の枝にそっくりな姿だ。
そして、トカゲ。トカゲが一番目立たない場所に隠れてた。トカゲと言うより、とても小さなワニに見えた。しかし、私の認識はトカゲだった。
蛇が私に向かって動いた。さすがに驚き、食べかけの皿を持って体をひく。が、蛇はさらに向かってくる。ヤバイかな、とテーブルから離れると、蛇は私の後ろにあった藪のようなオブジェに向かっていった。
私が目的ではなかったのだ。慌てて手を出さなくて良かったと、私は胸をなでおろした。
蜘蛛同様、蛇も一匹ではなかった。五、六匹が流木のオブジェから藪のようなオブジェに向かう。
なんだろうと見ていたら、蛇たちは何かを食べてる。うわ。思わずそう口から声を出していた。
ネズミでも隠れていたのだろうかと思いきや。何故か、藪の中には肉塊があって、蛇たちはそれを食べてた。
なぜ、肉塊が……。疑問に感じつつも、蛇の食事を見ながら私も皿の残りを食べ続けた。
そこで目が覚めた。
おそらく大半の女性には絶叫ものな悪夢。私にしてみたら、受けているテストの回答が全く分からない夢や、文化祭で上演する劇のセリフが全く思い出せないまま舞台に立っている夢の方が悪夢。
今昔物語だか往生要集だかにあった、飼い犬が自分の後ろにいる蛇を追い払おうと吠えていたのを自分に吠え掛かってきていると勘違いしてしまう話や、アラビアンナイトにあった、蛇の毒から守ってくれようとした鷹の行動を勘違いしてしまう話を思い出させる夢だった。