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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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底の底のあかり【幻想】【ほんわり】

奥の奥


深い深いところ


ふだんは光が当たらなくて


意識もされない


忘れ去られた世界


闇の中


そこへ


ぽこん。と


落ちてきた光球


まぶしくはない


やさしいひかり


だから


闇の世界の生き物も


なんだなんだ


なんだろう



こわごわながらも近づいて


つん


つんつん


つついてみたりした


得体の知れぬ


光の球


その正体を知りたくて


すると


ふいに気づく


あれ


あれあれ


おとなりさん


そんな赤いお顔をしてたのかい


てっきり


真っ黒なお肌なのかと


思っていたよ


おや


おやおや


そちらさまこそ


そんな大きなお手手をしてたのかい


いつもは閉じているその両手


開いてみたら水かきでつながってるよ


あはは


あはは


笑ってる間に


光球は


ぽこんと消えて


あれれ


おやや


またまた


闇の中に逆戻り


でも今までとは


確かに違った


ついさっき見たものを


みんなで思い出しながら


響かすのは笑い声


また見たいね


また見れるよ


ちょうちんぶら下げたやつが


ぽこん


あかりをともした


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