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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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何もなかったわたしが変わる【恋愛末期】【転換点】

追いかけて


追いかけて


決着のつかない追いかけっこ


どこまで行くの?


先は見えないのに


いつまで行くの?


休む間もなく進み続ける


その足が棒のようになっても


歩みは止めない


そこまでしないと


たどり着けない場所に


あなたの視線は釘付けで


すぐそばで応援していた


わたしの気持ちが揺れていることなんて


気づきもしないのね


振り向くことをしないランナー


初めはあなたを支えたかったけれど


何年も経って


成果は得られなくて


このままでいいの?


迷い出すと


環境が変わるのは速かった


走っているのが自分なら


こんなに悩まなかったでしょうね


出ない芽を隣で待ってるだけじゃ


歯がゆくて ねえ


「あいつには貴女は必要ないよ」


言われて


昔なら


「わたしにあのひとが必要なの」


答えただろうけれど


今は?


「ぼくのところへいらっしゃい」


言われて


心はゆらゆらら


こんなこと


相談もできない


あなたには


前だけ向いて


進んでいてほしい


その隣には?


答えは出せなくて


他人に依存してると


こういう時に弱いのだわ


自分で進みたい道があれば


そっちの方がよほど


考えずにいられる


だから今日は


誰にも内緒で


外へ出てみるの


わたし自身が


打ち込める何かを


新しい気持ちで


探しにいくわ


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