表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

885/963

その画家はたったひとりを【小説風】【贅沢な悩み】

描きたかったのは


たったひとり


この筆に込めた真心を


捧げたい人は


たったひとりだった


昔から


今も




モデル志願の子なら


後を絶たなかった


まだ


手がけている絵が


完成しないうちから


次はわたしを


いやあたしよ


モデル志願の子なら


掃いて捨てるほどいた


こんなことを言ったら


バチが当たるだろうけれど


まさに玉石混淆


絶世の美女から


モブ顔の一般市民まで


引く手あまただったよ




何度も


何度でも


頼んだ


あの人は


頷くことはしなかった


それでも


諦めきれなかったぼくは


目で見て覚えたあの人を


何枚も


何枚も 描いた


そうだ


描きたかったのは


たったひとり


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ