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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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じい様【供養代わり】【思い出】

美味いものは宵に食え


じい様の口ぐせ


先延ばしにせずに


出来たての美味しいうちに


食べれば良いじゃないか


大酒飲みだったじい様は


子煩悩で


賑やかし好き


親戚一同集めては


わいわいがやがや


宴をしてた


たいていの家では


じい様ばあ様が一番強くて


おかずも美味しいところは


持っていかれちゃうんじゃないかと思うけど


うちのじい様は違ってた


焼き鮭の腹の部分を


自分が一足先にぱくりとやったら


母さんは「こら」て注意するんだけど


じい様は「ええがなええがな」と言って


にこにこしてた


「お前は美味いところをよう知っとるな」


なんて褒めてくれたよ


人懐っこくて


道端ですれ違った人にも


遠慮なく話しかけてたじい様


今ごろ天国でできた友だちを集めて


宴をしてることだろう


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