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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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初心と世慣れと【繁華街】【夜】

初心(うぶ)だねえ


すれてない


まっさらなこころ


そんなんじゃ


夜の街では


生きてけないぞ


生き馬の目を抜くと言われた


二番街


隙あらば一番街の輩と


とって代わろうと


虎視眈々


いつも獲物に狙いを定めて


ぎょろり ぎょろり


血走った(まなこ)


何を映すか


「お前にその席は似合わねえ」


「ナンバーワンの座はあたしのものよ」


引きずり下ろすために


今夜も吠えたてる


夜だけの王子様や


宵にだけ飛ぶ蝶


朝になりゃ


あんだけ賑わっていたのが嘘みたいに


静寂に沈む街並みの中で


のらりくらりと


疲労のにじむ足取りも重たく


ねぐらに帰っていく夜の住人たち


今はただ


おやすみ


と歌う


子守唄


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