表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

841/963

見えなかった想い【異世界】【友情】【すれ違い】

後ろ姿


君の


なびく髪


その背中で


君は


ぼくに


何を


伝えたかったのだろう


あの後


ひとりになったぼくは


青い空を独り占めに


抱きしめながら


君が言えなかった言葉の意味を


ずっと考え続けていた


「お前いつも先回りすんだからよ


 こんな時くらい察しろよ!


 俺が何を言いたくて


 何を言えずにいるのかくらい!」


「え……と。その……」


ぼくは何を言えば良かったのだろう


浮かばなかったんだ


本当に何も


苛立ちを隠そうともせず


けれど


何か他の感情を


苛立ちで覆い隠そうとしていた


そんな様子で


君は


ぼくに背を向けた


どうすれば良かったんだろう


あの時


何か言えていたら


現在(いま)は変わっていたのだろうか


いま君は


敵軍の参謀として


ぼくの目の前にいる


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ