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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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83/931

どんな結末でも【心の中】【苦悩からの脱出】

そこにあった


かたまりが


少しずつ少しずつ


溶けて


消えていく


その中で


ひっそりと


せき止められていたものが


あふれて


流れ出す


それが心の中のことなら


溶けていくのはわだかまり


ごちゃごちゃに混み合って


ぐちゃぐちゃに絡まり合って


どうしようもなくなって


呼吸もしづらいほどの


胸に詰まるような想いが


溶けて


解けて


詰まっていたものが


消えて


なくなっていく


それが心の中のことなら


あふれてくるのは涙


ぽろぽろと転がり


とうとうと流れ去り


止めようがなくなって


しゃくり上げる声


いっぱいに満ちていたものが


あふれて


あふれて


たまっていたものが


流れ去って


なくなっていく


それがどんな結末でも


宙ぶらりんのまま


置いておかれるよりは


ねえ


どんなにつらくても


先に進めるほうがマシだって


思わせてほしい


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