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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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目にも止まらぬ【現代】【武の道】

居合


座っている状態から


すぱっと


それは


抜くのと


切るのとが


同時に行われる──


そういうことでしょうか


確かに座っていたはずなのに


一呼吸の間に


振り切るのです


すぱっと


目の前にある巻藁を


一刀両断


少し斜めった断面は


きれいに真ったいら


抜刀術は


とあるまんがで


すごく有名になりましたよね


辞書で調べたら


なんでも


長い剣を抜く時にも


居合って言うんだそうな


すぱっとね


座ったままで長物を抜くのって


かなり難しそうなイメージです


目にも止まらぬ早技


やばい


何が起こったのか


わからないです


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