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母なる星が支えてる
あきらめることなら
いつだってできるから
今はまだ
抱いていてよ
その夢を
そんな簡単なことじゃないんだって
瞳が潤むと視界がにじむから
固く強くまぶたを閉じるんだ
涙のひとつぶ ふたつぶがなんだよ
そんなもん大地にくれてやればいいのさ
好きなだけうつむいて
そこだけ塩分過多になるね
ほら
地球が心配してるよ
あなたをじっと支えてくれていた
母なる星が
どんなに雨が降っても
どんなに風が強くても
どっしり構えて微動だにしない
本当の強さであなたを支えてくれた
母なる星は時々心を揺らすけど
またすぐに空を見上げる
それはまるであなたに喝采を送るように
倒れてもまた立ち上がったあなたを
特等席で見守っていたから
こもる心
大きな拍手が
鳴り響いている




