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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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転びそうで転ばない

頭が重たかったらしいんですよ


何ってほら


子どもの頃


よく階段から転がり落ちてました


あれ子どもだったから


痛いくらいで済んでましたけど


今同じことしたら


きっと首の骨を折って


一巻の終わりですよね


怖いですなぁ


でもね


こう書くと


もうさすがに


そんなひんぱんに転んだりは


しなくなったんだろうなって


思うでしょう?


けどね


いまだに地面の凸凹に引っかかって


危うく転びそうになりますよ


いやでも


転ばなくなりました


すごい!


あくまで


転びそうになっただけで


ぎりぎりセーフなのです


ふふん


成長した自分


なんて胸を張ります


かんたんな性格なのでした


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