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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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さくらちらほら

ちら


ほら


行く手に咲いた


さくらの花


その花びらが


歩くたびに


散っていく


ちら


ほら


いちまいずつ


風がない夕暮れ


西陽に照らされて


ほの白く光る花びらが


やわらかな軌跡を描いて


ほとんどまっすぐに


落ちていく


ちら


ほら


それは何かに似てて


でも二つとなくて


自分はただ


雅だなぁ


なんて


しみじみするだけで


もう満足で


歩いてる時に


散ってくるかな?


とか考えて


その木の下を


わくわくしながら


通り過ぎると


今までよりも


少し早い速度で落ちていく


花があって


それは花びらじゃなくて


五枚揃った花だった


受け止められるかな


と思ったけれど


間に合わなかった


視線だけで追いかけると


大地に降り立った桜の精は


うれしそうに淡く


桜色に染まっていたよ


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