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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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常映えの森

(とこ)()えの森


それは常緑の


枯れることを知らぬ森


(つね)に鮮やかな緑に包まれた


永久(とこしえ)に活きた森


それは


けれど


とても小さな森だった


冬眠も知らない獣たち


時を待たず咲き競う草花と


常に生まれ(いず)る命が


ところ狭しと並んでいる


花の蜜を吸うミツバチ


小虫を食べる小動物に


その動物を食べる猛禽


すべての(むくろ)を土に返す細菌


そこには自然の摂理があった


輝く緑の森の中では


すべてのものが輝いていた


短命なものは


日の出と共に花開き


日没の頃にはしぼんでいる


けれど


それでも


いや だからこそ


その命は 輝いていた


(とこ)()えの森


それは常緑の


すべてを包み込む


自然の中に


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