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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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蘇る夢

夢ってさ


飛んでくもんだと思ってたよ


手を伸ばしてもつかめなくて


空高く飛んでいって


追いかけても届かない


見上げるもんは空だけ


そんなもんだと思ってたよ


俺の夢はさ


違ったんだ


まるで断崖絶壁に


舞い落ちていくその夢は


めいっぱい地面に這いつくばって


どんなに手を伸ばしても


つかめなくて


光が届かないほど


深いところまで落ちていって


とうとう目には映らないほど


はるか遠くまで行ってしまったよ


はは


衝撃が過ぎると


もう笑っちまうんだな


笑ってるくせにさ


頬は涙で濡れてるんだ


つかめなかった夢のカタチが


手のひらの上にいつまでも残ってる


そんな時だった


どこか


空の高みから


それはまるで雪のように


ちらりと落ちてくる光があった


ああ


これは


つかめなかった俺の夢


別のカタチで戻ってきたのか


今度こそ


心に宿せるようにと


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