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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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風に乗って


流れていくもの


空の上で


ぽっかり浮かんで


地面に落とす影は


淡く淡く


それは風に乗って


どこまでもゆく


空に果てがないように


それの行く手にも


果てはないのだ


あまりにも 自由で


切なくも 不自由な


空のただなかを


独り占めした


それは


時に白く


または灰色に


まれに その灰色に


さらに 黄色みを帯びて


稲光りを打ちおろす



それは


高いところから


地上を見守る時もあれば


低い位置から


のそりと立ち昇る時もある


雨を降らせば


にらまれて


雪を降らせば


歓声を浴び


今日もそれは


自由で


不自由な


一日の中で


ぽかりと


浮かんでた


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