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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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雪の日

退勤時間


建物を出て進む自分


屋根の切れ目に


さしかかり


ふと視線を前にやる


すると


目の前を


ちらりと


ひとひら


真白いかけらが


舞い落ちた


ああ


来てくれたんだね


今年はもう


会えないかと思っていたよ


相変わらず君は繊細で


コート越しに触れると


やがて


透明なしずくへと


変わってしまう


ふわふわ


ちらちら


風に乗る


君が地面に触れていく


地面の上で溶けずに残れば


積もるのかなって


楽しみなような


でも心配もする


積もったら


各所に多大な影響があるからね


ああ


溶けた君は


消えてしまうのかな


君に会いたいけれど


跡形もなく


消えてしまうくらいなら


遠くから


見守っていたいよ


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― 新着の感想 ―
雪の降りはじめの様子がとても伝わってきました。 消えてしまうくらいなら、というラストが切ないけれど心に残りますね。 暖かくして過ごしていきたいですね。ありがとうございます。
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