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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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その猫は屋根にいる

とある休日の昼下がり


ワタクシはしなやかな身体を


うーんと伸ばして


日当たり良好な屋根の上


くるりと丸まって日向ぼっこ


自慢の全身黒一色の毛並みは


お日さまの温もりをたたえるのに


最適なのだわ


ふふ


この陽だまりには


土鍋が欲しいところだけれど


この屋根まで土鍋を運ぶのは


ワタクシのパートナーには


荷が重いでしょう


今日はニンゲンが大勢


道を行き交っている


冷静な顔


急いでいる顔


楽しそうな笑顔


おや


あの男の子は


ほんのりとうれしそうだ


ブルーのリボンがかかった包装紙


甘い匂い


さてはチョコをもらったね


お返しを間違えないように


気を付けなよ?


来月が楽しみだねぇ


その頃には


きっと


この寒さも


少し和らいで


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― 新着の感想 ―
屋根の上で日向ぼっこしながら、ニンゲンを見つめる姿が、いいですね…!そして視線の先には、ほんのり甘い恋の気配が。 やさしいまなざしに、寒さも和らぐようで、タイトルも好きです。素敵な詩を、ありがとうご…
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