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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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空の瞳

目を描いた象形文字のような雲が


まだ夜が明けたばかりの空に


ぽかりと浮かんでいた


空に開いた目は


何を映しているのだろうか


地上であくせくしてる自分のことなんて


きっと面白がっているのだろう


いや


それとも


気にも留めてないかな


せめて


その瞳に映してよ


墨色のその雲は


瞳と呼ぶには


虚ろな色をしているけれど


もっと近付いて


この目で見れば


ほら


透けるもやの向こうに


きらめくものは


生まれたばかりの太陽


お日さま お日さま


あなたに映してよ


地上から手を振る


ちっぽけな自分を


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― 新着の感想 ―
目を描いた象形文字のような雲、たしかにありますよね。 空の瞳に映るように雲に透ける、生まれたばかりの太陽のきらめきが、目に浮かぶようです。 ラストのところも好きです。読ませていただき、ありがとうござ…
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