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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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夢日記 異星の砂漠にて

そこは砂漠だった


辺りには巨大な金属片の群れ


宇宙船の残骸だ


あちこちに倒れている人・人・人


すぐそばに伏している


見知らぬ人に声をかけて


身体をゆすってみる


返事はない


口元に当てた手のひらに


返ってくる吐息はなく


すでに事切れていると知れた


それを二、三人にやってから


あきらめた


少し歩くと


砂に足先を埋もれさせたロボットが見つかった


ずんぐりむっくりしたフォルム


砂ぼこりにまみれて


もとの色合いが分からない胴体


バッテリーを入れる箇所の


フタが無くなっている


中身はない


フタはすぐに見つかった


中身はない


フタに積もった砂ぼこりを手で払おうとすると


一枚のシートのようにほこりの層がめくれて


すぐにキレイな面が現れた


キレイになったバッテリーカバーを


元の位置に戻すと


端末の鳴る音


現実の呼び声に


目が覚めた


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