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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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一人じゃない

この道は孤独な道だ


進む時はいつも一人きり


果てしない努力を求められて


変わり映えのない景色を眺めながら


歯を食いしばって歩む


それはなんて苦行だろう


やめとけやめとけ


楽しめる道なら


いくらでもあるだろ


こっちの道は賑やかなお祭り騒ぎだ


大勢の仲間と励まし合って


挫けるたびに立ち止まって


遥か遠くにあるゴールを指差して


あそこだあそこだって


確かめ合って進んでくんだ


ああ


またダメだったなぁ


くそっ! 次こそは自分も一軍入りだ!


ちくしょう負けるか!


ほら


ここにいれば


一人じゃないんだ

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