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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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雪の世界

それは今


そう


たった今のこと


あちこち尖った氷のかけらが


真っ暗な空から


ちらり はらり


降ってきた


真っ直ぐに上を見ると


それは街灯に照らされて


どこまでも静かに


四方八方へ舞い落ちていく


自分は


その中心にいて


楽しいような


さみしいような


よく分からない心地を抱いて


じっとその中にたたずんでいた


ああ


今年も


この季節がやってきたんだ


天と地をつなぐ


氷の精霊が


この世のすべてを


音もなく覆い尽くす


そうして一面が銀世界になると


ほんのりとともる薄明かり


それはまるで夜明けのように


朝が来るまで


照明は要らないね


暖房の効いた部屋の中で


窓辺に座りながら


真白の景色を


飽かず眺めていよう


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― 新着の感想 ―
雪が降ってきたのですね。こちらは寒いけど、まだ雪は降らないので、この詩を読ませていただきながら想い浮かべました。 街灯に照らされながら、静かに舞い降りる雪。 音もない中に、ほんのりと雪明かりがともる…
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