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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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忘れ得ぬひと

忘れ得ぬひと


それは真白な貝殻のような


純粋で


清らかで


とても壊れやすい


そんなひとだった


雑な自分には


とても扱い切れなくて


何度も泣かせて


悔やませて


壊したのは


身体だけじゃない


心も


「もう別れよう」


どちらからともなく切り出した


永遠のさよなら


それがあのひとの


唯一の救いなのだと


自分に言い聞かせて


飲み込んだ涙は苦かった


今までありがとう


大切にできなかった自分を


もしも許してくれるなら


生まれ変わった時


もう一度あなたに会いに行こう


もう少しお互いに歩み寄れたら


あなたがもう少しだけ


強くなってくれたら


自分ももう少しだけ


丁重にできるようになるよ


いつか永遠を超えて


もう一度あなたと


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