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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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吹いて降って晴れて

風が晴れて


雨が吹いて


空が降って


そんな混乱したファンタジー


決してキライじゃないけど


混乱をほぐすことも


きっとできると思うんだ


冬になって


低いところに落ちてきた空を見やれば


その左右に昇り沈みする


お日さまとお月さま


それを飲み込んだ空の色は濃い藍色


日の出のばら色の空の予兆は


確かにそこに浮かんでる雲に現れる


雨が斜めに吹きつける


傘でかばいきれなかった部分は


雨に濡れて


下半身がぐっしょりしている


風が吹いて空が晴れたら


濡れた服ごとさおに干されて


ぴっしり乾かされたいな


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