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寝転がる
窓辺に枕を置きまして
ころりころりと転がって
スマホで読んだり書いたりしてました
そうするうち直射日光が
じわりじわりと顔に迫ってきます
暑いやら
まぶしいやら
枕の位置をずらして
日陰に逃げるのですが
また じわり じわり
お日さまは歩み寄ってきます
おう
陽射しが厳しいぜ
転がって避けるのをあきらめて
起き上がって枕を持ち上げ
頭の上に載せます
いや何でだよ
窓辺から部屋の中央へと
置き場所を変えて
また改めて
転がってみます
すると
テレビに背を向ける格好に
なってしまいました
聞くともなく聞いていただけのテレビ
見えなくなっても構わないので
そのまま寝転んで
日の当たる足が暖かいのを
じんわりと味わいながら
しばらくそのまま
ぼんやりしていました
頭寒足熱っていうのは
割と好きな言葉です
ころ ころり
寝転がる
ひだまりの中




