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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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自然の中にて

森の中


深い緑に包まれていた景色は


少しずつ


少しずつ


赤や黄色に


変わっていく


かさ……ぱら


ぽたり


静けさの中で


葉の落ちてゆく音だけ


不規則なメロディを奏でて


耳を呼ぶ


おつかれさまでした


地に落ちたら


ゆっくり眠ってください


そうは言っても


実は


彼らにはまだ


やるべきことがあるんだ


あるものは木を寒さから守る覆いになり


またあるものは土を富ませる肥料になり


そうやって


森を栄えさせてゆく


ありがとう


誰が見ていなくても


あなたたちは己のできることを


淡々とこなして


豊かな自然を分けてくれる


大切にしようと


自分に言い聞かせて


今日も


涼風を


享受した

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― 新着の感想 ―
[良い点] 深まりゆく秋の中で、少しずつ色づき、そして舞い降りていく葉。森を栄えさせようと、誰が見ているわけでなくとも、自分にできることを黙々とやろうとする描写に、心を打たれます。 そういう自然を大…
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