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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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寝顔に口付け

水鏡では


何度も見た


あなたの寝顔


今は目の前で


月明かりに照らされてる


細い前髪と


長いまつ毛とが


濃く落とす影は


そのふっくらした頬へと


口付けを落とすように誘いかけて


ふわり


心地よいやわらかさに


安堵する温もり


あなたを守るために


ここにいるんだ


それを再確認できる


幸せな時間


すやすやと


あなたの寝息だけが


聞こえてくる


静寂の寝室


ベッドの隅にもたれかかって


時折自分が動くと


きしむ音が聞こえるのが


あなたが起きてしまうのではないかと


心配してしまうけれど


あなたは相変わらず


すやすやと健やかな寝息を立てている


そばにいられるのは


日が昇るまでの間だけ


ああ


それだけだから


心ゆくまで


もう一度


そのやわらかな頬に


控えめな口付けを


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