表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

501/968

朝の電車


電車の中


切り取られた日の光は


ひし形


前の席の背もたれに


ぽこんと浮かんだ


明度の差分


そっと


人差し指の先で


なぞってみる


わずかな温もり


まっさらな朝に


飛び込んできた


きらめきのスタンプ


ぽん ぽん ぽん


時に陰って


また現れて


光り輝く


その光を掬うように


かざした指先を


朝日のかけらは


ちか ちら ちか


照らしたり


(ぬく)めたり


そうして


やがては


まぶしくなりすぎて


ブラインドを閉められて


残るは影ばかり


エアコンの涼しさに


ほっと息をついて


お日さまの温もりは


まだまだ


先の楽しみにしたいね


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ