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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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すずしくなーれ

とうとう家に帰る日が来ました


まだまだ味わい足りない


この朝の清々しさです


ねえ


涼風さん


ついてきてくれませんか


私の家まで


せめて一日だけでも


このさわやかさを


お土産に持って帰りたいのです


すずしくなーれ


すずしくなーれ


向こうは当分 熱帯地方でしょう


エアコンを使うから


私は大丈夫ですが


家人はエアコンが苦手です


自然の風を恋しがります


ついてきてほしいなぁ


涼しさよ


風がむき出しの足を撫でていきます


ふわりふわりと


どこまでもやさしく


風の方もきっと


名残を惜しんでくれているのでしょう


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― 新着の感想 ―
[良い点] 涼風のさわやかさを、お土産に持って帰りたい、という気持ちがとても伝わってきました。 すずしくなーれ、というタイトルや作中の言葉が好きです。風もきっと、名残を惜しんでくれていますね。もう少…
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