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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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一日の始まり

布団から見える窓にのぞく


夜明けの空は


もうかなり白んでいる


淡い青に薄灰色の雲


窓は全開で


ほどよい冷気が外から中へ


むき出しの足を撫でるから


ちょっと冷えている


お腹に被っている軽い肌掛けを


足元まで伸ばして


高く遠く響く小鳥の声に


耳を傾けた


低めに抑えたテレビの音が


それに重なってくる


意図しない二重奏に


ちょっと混乱


室内も


だいぶ明るくなってきた


朝日を浴びると


身体にも心にも


よい影響があるんだよ


医師の先生が言ってた


今日もまた


良い日が始まる


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