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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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不死者の門を叩け

始まりを告げる鐘の()


今 高らかに響き渡る


朽ちることを知らぬ黄金(きん)の鐘


幾重にも折り重なる不退の音色


さあ 今こそ


その時だ


解錠を待ち続けた


あの世の門を叩け


開いた隙間から差し込む朝日が


すずなりに道を塞ぐ


不死者の魂を溶かして


その身を土塊や灰と化す


進め


陽の光の祝福を受けた


朝焼けの勇者達よ


あの鐘の音が聞こえる限り


我らに敗北の二字はない


探し続けた


悲しみの源が潰える様を見よ


求め続けた


勝ち鬨の瞬間に


ああ勇者よ 乗り遅れるな

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