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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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世界の果て【幻想】【冒険旅】【結末】

もうすぐたどり着く


ずっと目指してきたそこは


世界の果て


古びた塔しか名所がない


とんだ田舎のふるさとを


つまらないからと抜け出して


ゆきずりの一行に加わった


雑用係から始まって


細い剣を持たされて


稽古もそこそこ実戦投入


いくつもの死線を潜り抜けて


自然界の掟を乱す魔王に勝ったのすら


道の途中の出来事だった


もうすぐ旅の終わりを迎える


ずっと憧れていた


道の終わり


この目で見たかった


世界の果て


それを見たらどうするの?


ずっと旅の供をしてくれた


風の精が不意に問う


旅をやめて


ふるさとに帰るよ


道の途中で見つけた


最愛の人と一緒に


それを聞いて安心した


ーーえ?


この世界は丸いから


『果て』は常に『出発点』


おかえり


旅人さん


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