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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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草むらに蝶々

オレンジ色の羽根に


黒のドット柄


かわいらしい蝶々が1匹


草むらの上で身じろぎしてた


一体どうしたのだろう


今日は暑かったから


へばってしまったのだろうか


それとももしかして


今際の際の


最期の輝きなの?


いやいやそれはないよね


夜になったら葉っぱの裏で眠るのでしょう


良い草を探しているのかもしれないね


草むらの中でも


ずいぶん目立つカラーリング


保護色と言うには派手すぎるから


隠れるつもりはないのかな


蝶々の天敵っていうと


ああ


蟷螂とかかな?


敵も障害も多いけど


全部に負けず


強く生きようね

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