表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

440/973

土砂降り

大雨に降られて


乗らないバスの待合所


木目がきれいなベンチの上に


素足で乗って


手に持った靴下が


乾くのを待っている


靴下だけ乾いても


靴が濡れてちゃしょうがないよ


それでもいいって返された


そうか良いのか


自分はそれ以上何も言わずに


待合所の入口に腕を組んでもたれてた


なんだか大号泣だねって


ベンチの上から連れが言う


よしよしと宙を撫でる君の声こそ


まるで泣いてるみたいに震えてた


寒いのかと聞くと


野暮だねと


そうか野暮だったか


あえて聞かなかったのに


失礼なやつ


まあ良いさ


この土砂降りの雨も


やがては止むのだから


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ