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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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季節の移り変わり

四つどころではない


数多の季節が


巡りめぐって


そこに生きる人々を


あるいは鼓舞し


またあるいは翻弄して


過ぎ去っていく


それはまるで竜巻のよう


瞳にとらえたと思った


その次の瞬間には


もう


異なる色を載せて


置いていかれる我らを


嘲笑う


これらの急速な変化は


昔からだったろうか


それとも


つい最近の


「観測史上初」の積み重ねの


なせるわざだろうか


あの子の中で


何かを始めるのは


いつだって初夏の役割


散り尽くした花が


掃き捨てられ去り


夏樹が青葉に包まれる頃


あの子は走り始める


今年は去年とは違う年


真っ直ぐ前を向く視線の上


確かな手応えが


せめてその指先に触れますように


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― 新着の感想 ―
[良い点] 「四つどころではない 数多の季節が 巡りめぐって」。たしかにそうですね。たくさんの季節があって。冒頭から惹き込まれました。 何かを始めるのは、いつだって初夏の役割 このフレーズも好きで…
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