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梅雨の晴れ間に【現代】【日常】【何もない日】
梅雨の晴れ間に
干したかった洗濯物
ほどよく乾いて
取り込んだタオルに
顔を埋める
ふわふわのあたたかい生地
柔軟剤の香り
お日さまの香りと
混ざり合って
やさしい鼻あたり
窓を開けていると
そんなに暑くないから
ぬるいあたたかさが
心地良い
すっかり冷めた湯呑みの緑茶
夜になれば
買ってきたおすしとともにいただく
良い日だね
午前中に用事を済ませて
年休を満喫している
そうだ
貯めておいた録画も
一話観よう
そしてもちろん
執筆も
そんなに暑くない
梅雨の晴れ間に
長めに歩いた日の午後は
好きなことに身を浸して
エネルギー充電する




