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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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162/1004

水色迷路

空と呼ぶには水色に近すぎる


ライトブルーのあの建物は


マンションなのでしょうか


夕暮れの


わずかに紫がかった青い空を背景に


他の灰色の建物から


ぽつりと浮いて見える


あの建物は


小窓がたくさんあるけれど


そのどれもに生活感がない


それは


明かりが灯っていないせいか


無機質に見えます


平らな壁の端に


ぷっくり円柱がくっ付いて見える


内側から見たら


階段でもあるのかな


らせんの非常階段


くるくる


今何階?


表示をかけ間違えたら


永久にたどり着けない目的階


水色の迷路


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