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詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


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香りの花【現代】【前向き】【励まし】

行きは何も感じなかった


その道で


帰りに甘い香りを嗅いだ


お菓子とかじゃない


花の香りだ


主を探して


左右を見やると


四角く刈り取られた


植え込みの表面にいくつも


白い花が咲いていた


朝には気が付かなかった


きっとまだ


開いてなかったんだろうね


こんなに良い香り


これがなければ


花が咲いてることさえ


気が付かなかったかもしれない


それくらい


地味な花なんだよ


でもね


それが良いのさ


色も形も


いまいちでも


遠くまで届く芳香が


強い印象を与えてくれる


良いんだよ


すべてに秀でていなくても


たったひとつ


これだけは得意というものがあれば


それだけで


きっと


見つけてくれる人がいる


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― 新着の感想 ―
最後の7行、特に 『良いんだよ すべてに秀でていなくても』 という表現が静かな音色のように 著者、夜朝さんの人柄を感じさせてくれます ボクも一読者として 心持ちが軽くなれました^_^
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