表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集・日ごとにひとひら  作者: 夜朝


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1041/1088

野生に還りたかった【獣】【脱走】

牙を尖らせ


爪を研いで


今日からは


野生の獣になる


檻の中で


定刻に与えられるエサを


今か今かと待っている


そんな


情けない自分とは


訣別するんだ


食えない日もあるだろう


ようやく捕えた獲物を


横からかっさらわれる日も


きっと


あるに違いない


それでも


檻の中で


作り物くさい


小ぢんまりした


岩場の上から


狭い空を見上げているより


よっぽどマシなんだ


今日からオレは


野生に還る


檻を破って


塀を乗り越え


飼い主気取りの


人間どもを


変に近付いてこようものなら


食っちまうんだ


それが嫌なら


大人しく離れておけよ


ああ


なんか辺りがうるさいなぁ


こういうの


なんていうんだったか


サイレン?


パトカー……


最後に聞こえたのは


初めて聞く


破裂音


パンと弾けて


ぐったりするオレ


その後は


檻の中に強制送還


ちぇ


野生もなかなか


難しいや


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
 動物園在住元野生の御方の冒険ですか。  出身地が何処の御方かはわかりませんが、生態系への影響を考えると、そう簡単に放すわけにもいかないんですね。  でも、実際当人はどう思っているのか。  食事に不…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ