表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

溶ける

作者: 篠崎ちはる

詩のようなポエムのような。

境目あたりの書き捨てです。


それでもよければ。

とろり、と。


それはゆっくりと地面を侵食していった。


形など、当にわからなくなっている。


しかし、肌色をしたそれは、そのままの姿で、溶け続けていく。


再生と破壊を同時に繰り返している。


それは、何日、何ヵ月、あるいは、何年何百年と、溶け続けながら過ごしてきた。


ずっとそうしてきたのか、あるいは突然変異で溶け出したのか。


誰も、知らない。


もしかしたら、それも。


草は生い茂り、建物は朽ち果て、文明は発達し、人々は死に逝き。


それが当然の世界で、


彼、あるいは彼女は。


これから先も、ずっと溶け続けていく。


人知れず、ひっそりと。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ