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ふと思い付いた独り言

あれ? 意外と被害が少ないな……

作者: 方丈陽田

 先日、『金色のガッシュ!(著:雷句誠)』完全版の電子書籍を購入し、読みふけっておりました。


 いやー、今読んでも面白いね。

 まさに少年漫画って感じですわ。

 友情・努力・勝利って三要素を満たした名作だよね。

 ジャンプじゃなくて、サンデーの連載作品だけども。


 そんな感じで楽しんでいた訳ですけども、当時(小学から中学時代)は特に気にしていなかった事が気になってしまいました。


 それは、作中で描写されていない所で消えていった魔物は、どれ程にいたのか? という事です。

 作品中では、仲間の魔物も、敵対した魔物も、数多く描かれていますが、それでも設定されている百人にほ程遠い訳で。

 ならば、当然、人知れず消えていった者たちもたくさんいた筈なのです。


 昔は、純粋な子供だったし? 何も気にせずに勢いで楽しんでいたのですけど?

 そんなどうでもいいような部分を気にしてしまう辺り、大人になってしまったという事なのか。

 まぁ、そんな事はどうでもよろしい。


 気になったので、意味はないのですけども、順番に数えてみました。


 さて、その前に、本題に入る前に本編の大まかな構成を語ってみましょう。


 まずは、序章とも言うべき部分。

 ここでは、主人公の片割れであるガッシュ・ベルが、本の持ち主である高嶺清麿の心を救い、本当のパートナーとなる部分でしょう。


 次に序章パート2として、魔物の戦いに参戦して、様々な魔物と戦います。

 中には、友達となり、良き仲間となる魔物との出会いもありましたね。

 この辺りは、それぞれのエピソードは数話程度で完結し、長編と言える程の長さはありません。


 そして、遂に魔物の数が残り40名となった頃から、長編エピソードとなります。

 ここから、魔物たちの戦い方に変化が訪れ、戦略的に勝ち残ろうという者たちが現れたからですね。


 大きく、三つのエピソードで残りの部分は構成されています。


 一つは、千年前の魔物を甦らせた、ゾフィス編。

 一つは、巨大な魔物を解き放つ、ファウード編。

 最後に、魔物を滅ぼそうとする魔物、クリア編。


 この三つです。


 そろそろ本題である魔物の詳細を語り始めようと思うのですが。

 その前に、何故、こんなエッセイを書き始めたのかを語ろうと思うのです。


 数えていて気付いてしまったのです。

 ゾフィス編において、犠牲となってしまった魔物の数が、圧倒的に少ない事に。

 もしかしたら、当時から言われていたのかもしれませんが、その頃はネット環境を持たなかった筆者は、この事実を今の今まで知らなかった。

 そして、衝撃を受けてしまった。


 なので、衝動的に皆に知らせてみようと思い立ったのです。


 では、証明に入りましょう。

 順番に生き残った魔物から紹介していきます。

 名前だけでは分からないかもしれないので、作中で使用された最強術も合わせて載せましょう。

 金色の本は除いて。


~~~~~


クリア編:残り十名

1人目『ガッシュ・ベル』:【バオウ・ザケルガ】

2人目『ブラゴ』:【シン・バベルガ・グラビドン】

3人目『クリア・ノート』:【シン・クリア・セウノウス】

4人目『ウマゴン(本名シュナイダー)』:【シン・シュドルク】

5人目『ティオ』:【チャージル・セシルドン】

6人目『ゴーム』:【ディオボロス・ザ・ランダミート(ウィー・ムー・ウォー・ジンガムル・ディオボロスの方が有名か?)】

7人目『キャンチョメ』:【シン・ポルク】

8人目『パピプリオ』:【ディオガ・ジョボイド】

9人目『アシュロン』:【シン・フェイ・ウルク】

10人目『アース』:【ヴァルセレ・オズ・マール・ソルドン】


 ここまでがクリア編に出てくる最後に残った魔物たちです。

 番外として、ブラゴに倒されたらしき名も無き魔物が一名、ほんのちょっとだけおります。

 幻の11人目ですね。


~~~~~


 お次は、ファウード編で登場した魔物たちをば。


12人目『ゼオン・ベル』:【ジガディラス・ウル・ザケルガ】

13人目『ロデュウ』:【ディオガ・ラギュウル】

14人目『チェリッシュ』:【グラード・マ・コファル】

15人目『ジェデュン』:【バビオウ・グノービア】

16人目『モモン』:【オラ・ノロジオ(こいつ、何を以て最強術としようか迷うわ)】

17人目『カルディオ』:【ディオウ・ギゴリオ・ギドルク】

18人目『バリー』:【ディオガ・ゾニスドン】

19人目『キース』:【ディオガ・ギニスドン】

20人目『テッド』:【ドラグノン・ディオナグル】

21人目『ギャロン』:【エマリオン・バスカード】

22人目『ザルチム』:【ジボルオウ・シードン】

23人目『リーヤ』:【シャオウ・ニオドルク】

24人目『ファンゴ』:【アルセム・ガデュウドン】

25人目『ウォンレイ』:【ゴライオウ・ディバウレン】

26人目『リオウ』:【ファノン・リオウ・ディオウ】

27人目『ブザライ』:【ディオガ・ガズロン】

28人目『レイン』:【ガルバドス・アボロディオ】

29人目『コーラルQ』:【ギガノ・ロボルガ(こいつも特殊で何を最強と言うべきか分からんな)】


 ファウード編における主要な魔物は以上ですが、この他にもう二人ほど、登場する魔物がいます。


 まず一人は、竜族の神童『エルザドル』。

 バリーに倒されたのだが、どの時点で倒したのかは定かではありません。

 しかし、残り40名の中には入ってるのは確実であり、語られたのがファウード編の中なので、幻の30人目としておきましょう。


 そして、更に幻なのが、アースを迎えに来た使者の魔物です。

 名も無き存在パート2です。可哀想に。

 幻の魔物、31人目ですね。


~~~~~


 ここから、最後のゾフィス編に入ります。


32人目『ゾフィス』:【ディオガ・テオラドム】

33人目『パティ』:【スオウ・ギアクル】

34人目『ビョンコ』:【ギガノ・ゲロスト(但し、自称。使用した中では、そして金色の本のチョイスからして、最強術は【ギガノ・ニュシルド】ではなかろうか)】

35人目『キッド』:【ミコルオ・マ・ゼガルガ】

36人目『バランシャ』:【ギガノ・ガドルク】


 そして、再び幻の再来であります。

 キッド・ナゾナゾ博士ペアが仲間探し最中に、ブラゴに倒された魔物が一名いるのです。

 こいつは名前は分かりませんが、少しだけ術を使った描写があるので、それは救いではないでしょうか。

 幻の37人目です。


~~~~~


 さて、お分かり頂けたでしょうか。

 ゾフィス編において、彼の用意した過去の魔物の犠牲となった現在の魔物の数が、圧倒的に少ないのです。

 判明している者は、バランシャ1名のみであります。


 ちなみに、ゾフィス編に入る前に、バリーの手によって1名倒されているので、残る候補はあと2名しかいません。


 そして、ファウード編において、バリーはガッシュとの戦闘後、幾つもの戦いをしたと言っています。その一つが、エルザドル戦ですね。

 まぁ、本を燃やせなかった、という場合も考えられますが、それでも彼の性格からして、逃がすという事は考えられませんしねぇ。

 とか考えると、マジでゾフィスの作戦で犠牲になった者は少ないのです。


 どれだけ好意的に最大限に見積もっても、僅か3名であります。


 これは悲しい。

 数十体にも及ぶ軍勢。

 特に、最後の4人は、ディオガ級の術をも使える猛者であり、ファウード編でも通用する力を持っていました。

 彼らを有効に使えれば、多大なる被害が出た筈です。


 なのに、3名である。


 いや、うん、お前、そりゃ怒るわな。

 腸煮えくり返っているのだ、と彼が怒りを顕にしている描写がありましたが、確かに怒らずにはいられませんわ。

 さぁこれから、って時に颯爽と潰されたのですから。


 せっかく世界中から石板を集めて、解除法を見つけて実現し、そのパートナーを見つけ出して心を操り、と非常に手間のかかった作戦だったのに。

 ろくに戦果を出せなかったのですから。


 このエピソードにおけるMVPは、間違いなくナゾナゾ博士でしょう。


 彼は、事が起こるよりも早くに邪悪な動きを察知し、仲間となり得そうな魔物と接触、パワーアップをさせているのです。

 その仲間たちを、被害が拡大する前に集めて、探り当てた敵拠点に迅速に突入させる手腕、お見事の一言です。


 そして、何よりもゾフィスと因縁あるブラゴペアにいち早く情報を流していた事は、特筆すべき働きでしょう。

 狙った訳ではないのですが、これはまさにファインプレーと言える動きでした。


 マジで、あのじいさん、殊勲賞ものですぜ。



 なーんて事を、読んで、数えて、気付いてしまったのです。

 この驚きを誰かに伝えてみたいな、と、ちょいと書き連ねてみました。

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