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プロローグ

過度なグロテスクな表現・描写等が含まれています。

グロテスクな描写等で気分が悪くなる方。

そういったものが嫌いな方は見ないほうがよいかと。

後味を誰が見ても最悪になるように書くので

どうぞ適当に見て下さい・・・。

悪魔は確かに俺の心の中にいるようだ。


今確かにそれを感じ取った・・・。


2度目の高校受験に落ちた。


人生を失った。


もしかしたら去年1度目の受験で落ちた時にはもう


俺の人生は終わっていたのかもしれない・・・。


涙すら流れない。


県で最高峰の高校に2度落ちた。

 

滑り止めの高校を3ヶ月でやめてまでいきたかった場所なのに・・・。


また落ちてしまった・・・。


今回は滑り止めすら受けていない。


たかが中学の勉強を何ヶ月もやったのにこの結果だ・・・。


何もかもが崩れた・・・。


もう人生なんかどうでもいいかもしれない。


そうも思えた。




家に帰って来た。


母親は俺が落ちたことをしり「これからどうするの?」


っとだけ言った。


父親は物心ついたころにはいない。


だが爺さんが金持ちだったから苦しい生活をしたわけでもなかった。


部屋に入ると机の上のDVDを手に取った。


受験が終わって今日の発表までの間に、中学の友達から貰ったものだ。


ホラー好きである自分の為に、外国のオークションで買ってくれたらしい。


少し早い合格祝いとして・・・。


こいつに会ってこのDVDの感想を話すことすらできない。


恥ずかしくて会いにもいけない・・・。






映画をずっと観ている。

血しぶきのすごいスプラッター映画で

狂ってしまいそうな勢いだ。

会社を首になった主人公が

人を惨殺していく話だ。

血、血、血、拷問、拷問、拷問・・・・。

同じようなグロテスクな描写が終始描かれている。




見終わったあとテレビを消した。


そして一呼吸おく・・・。


自分のこれからを考えた。


高校受験に2度失敗してるじてんで、たとえ来年高校に入っても


年齢が大きなハンデとなる。


今更就職できるようなところもこのご時勢ない・・・。


だったら・・・。


俺は人を殺して殺して殺しまくる人生を歩んでみようか。


たとえそれで警察に捕まろうが、恨みをかって殺されようが


終わってる人生だ。問題はない。


もともと人を殺す映画や漫画が大好きだった。


それも女をだ。


女を拷問、惨殺する最悪な主人公に憧れていた。


女ならとくに誰でもいい。


とにかく女の拷問、惨殺、死・・・・。


これらは俺の性欲といってもいい。


そうこれこそが生きがいなのだ・・・。


俺はそっと部屋を出た。


心の中を悪魔が満たしていくのが高鳴る鼓動と共に理解できた。

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