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思いがけない行動

前回までのあらすじ

女子たちに捕まり、ズボンを脱がせるギャン。

「なにコレ、興奮してるんじゃない?!」

集団に見られて、股間がカッチカチのギャン。

「いたずら・・・しちゃおうかしら」

ドキドキ

「おいっ、ギャンが昨日来なかったぞ!」

パルル店長が慌てる。リズも昨日の怪我の影響と心配をする。

「どれ、私が見に行くかのう(・∀・)ニヤニヤ」

絶対悪い事考えてるわ!・・・おいっ、受付そばで着替えるな~!!他の冒険者の目の毒でしょ!

「何処見てんだよっ!」

周りに難癖つける、パルル店長

パルル店長、あほー!マーゾがバタンとギルドに入ってくる。

「おい、犬の糞かと思ったら店長か!ギャンがいないぞ!昨日の夜からずっと帰ってこない」

「夜から~?!おい、魔族のメス豚下衆野郎!お主、何しようとそんな恰好。」

マーズの格好はシースル―のスケスケ水着。

「淫乱ドスケベども仕事の邪魔だ!」

さすがにリズに怒られて追い出された。



「にいちゃ、だーぶ?」

「ああ、大丈夫だよ。」

久しぶりに訪れる、森の奥。エルフの村。ここで回復をしてもらっている。

「どうだ?怪我の調子は?」エルフの村の村長の息子さんカーディフさん。

「おかげで、よくなりました。これ、治療費の代わりに・・・」

とサイクロプスを解体した時に出てきたヘマタイトの宝石3つ。リズさんに1つあげたので、残りの2つを渡す。

いやいや過去のお礼だよ。と受け取ってくれない。タダより怖い物は無い。なんとか1つだけでもと渡す。

「無茶しちゃだめよ。もう少し様子を見たほうがいいよ。」妹のローゼさん。

「まあこんなことが無ければ過去の礼もできないからな。あとは妹との結婚を何時にするかだけだな。」

「お兄様、ギャンさんが困りますよ。私なんかじゃ・・・」

「ああ、イヤ、俺にはもったいないです。」

「ローゼ。しかし、ギャンは婚約の宝石をお前にと、持ってきたぞ。」

こら!治療の代金ですよ!!

会話をしながら昔のことを思い出す。



白い息を吐く、竜人族の戦士ゼノ。ギャンと向かい合い2人はじわじわと詰め両者共の間合いに入る。両手を顔面の前に構えるゼノ。逆に右手を顔の前に、左手は下に構えるギャン。どっしり構えるゼノに、足を交互にフットワークを使うギャン。

ゼノが左の正拳突きを放つ。ギャンは顔面にくる正拳を軽くかわす。

ギャンは前蹴りでゼノの両手を蹴るそのまま下に下しゼノの左足の甲を蹴りに行く。ゼノは左足を後ろに下げる。ギャンの足の軌道はすかさず、右足首に変更しあしを刈るように蹴る。大きく倒れるゼノ。ゼノが立ち上がる瞬間に胴回し蹴り、ゼノは上段をガードする。だがギャンの胴回し蹴りはワザと届かない。ゼノの手前で足が落ち、しゃがみ回し蹴りで再度ゼノを倒す。慌てて立ち上がるが、ギャンは左手を地面につき、大きく上から下に左足でゼノの首を蹴る。よろけるゼノ、倒れまいと踏ん張るが、ギャンは大きく飛び右足、左足と2段蹴りをする。なんとか、かわすゼノ。だがギャンは、そのまま地面に片足で着地。前に倒れる様にして両腕でゼノの腹を殴るギャン。左腕を前に出し正拳突きで流れを変えようとするゼノ。その左腕を両腕で上から押さえつけ、相手の腕を開くようにそのまま押す。相手の左が、がら空きになり、脇に回し蹴り、腹に前蹴り、さらに顔面横に飛び膝蹴りを入れるギャン。

「おい、お前、何者だ。」

さすがにまだ一撃も入れていないゼノは焦りだす。

「ただの狩人ですよ。」

ギャンは右足で立ち、体は少し左横に倒し左足を右足とで直線になるまで上げる。

「でも、決着をつけちゃいますよ。」  

ギャンは左足ハイキックに行く。ゼノが止めようと上段を構えるが、中段に軌道が変わる。脇腹にヒットすると、ゼノは脇をおさえる。中段から上段に、さらに下段。大腿を固定し下腿のみが変化し軌道が読めず避け切れないゼノ。さらに大腿を円形に大きく動かしゼノの右顔側面に蹴りを入れる。そのまま左顔側面に膝を入れる。完全にゼノの手が上がりバンザイのような体勢になる。左腋窩に3発の蹴りを入れると、ゼノは地面に崩れ落ちる。最後にトドメの中段蹴りが、崩れ落ちるゼノの頭にヒット。

ギャンは左拳を上げて勝利のアピールをする。

エルフ達がその瞬間大きく歓声をあげた。


竜人族は強い。エルフではかなわなかった。それを理由に竜人族がエルフに土地代として金を要求してきた。始めは少額だったがどんどん要求金額が大きくなる。

森でエルフの好意により住まわせてもらってるギャンは、竜人族撃退を買って出た。正直ギャンの強さを知らないエルフ達は「何てことを。」とギャンを責めた。ギャンが負ければさらに要求額が高くなる。一部のエルフは逃げる算段もしていた。

しかし、この結果。しかも圧勝である。

竜人族に「エルフは俺の僕だ。エルフに何かあれば、俺が竜人族を倍殺す。」

と脅す。



「あの時から、エルフの守り神なんですからね」ローゼがギャンを抱きしめる。

「で、ひとつ聞きたいんだけど、昨日うなされている時、『パルル~、マーゾ~、リズ~』

って、魘されていたけど・・・だ・れ・か・な(# ゜Д゜)」

うそでしょ?

「前は女っ気なしなんて、言っていたのに!」

首を絞められローゼの小さい胸が顔に当たる。笑顔でローゼが首を絞めるので、冗談で、と思ったが、目が怒ってる。

「私なんかと・・・というけど、ホントは向かいに来てほしいですよ・・・」


「「「なんだか、イヤな予感がする」」」

パルル、マーゾ、リズの3人が大声を上げる。


次回予告

彼女に、挿入前に、ホームランになるような解説を頼む。

「?意味わかんない?」

「大きい!大きい!入った~」って言って。

「あほー」

無理矢理言わせて、思い出しても恥ずかしい(/ω\)

次回

「過去」

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