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夢みたい

前回までのあらすじ

ラッパーを目指すギャン。とうとう、サランラップを手に入れた。

「Yo♪Yo♪」

全身にラップを巻いて警戒に歌い出すギャン。


「早く帰れよ!」

「わかっておる。行水中に覗かれても『見るなよ~』を3回言ってから振り向く。それで目が合ったら『もうしょうがないな、1度だけだぞ』というのがスタートの合図だな」

何の話だよっ!意味がわかんないぞ。


家に到着する。

「おう、ギャンの家、久しぶりだのう」

パルルはドアを思いっきり蹴破る。

「うおい!人の家のドア壊すなよ!」

蛙の妹の隣に露出度の高い服を着た女、おー、もう糞ビッチ確定だな。

「糞ビッチ!勝手に私たちの愛の巣に入りおって、成敗してくれる!」パルルが吠える。

「おいっ!勝手に愛の巣にすんな!」

「ほう、ギャンにジロジロと乳首まで視姦されて、もう責任とって結婚する約束までした、私に喧嘩を売るか。」とマーゾ。

「あうっ!ビー地区見てたのバレた!」

2人の睨み合い。ギャンは前方に手をクロスさせて飛び体をひねり回転させて2人を蹴る

春麗ばりの回転的鶴脚蹴だ。2人に説教する。パルルにはマーゾを殺すのは俺の仕事だから、勝手に戦うと絶交する。マーゾには妹に会うの禁止を告げると大人しくなった。


パルルの持ってきた鍋料理を食う。ギャンとスーは久しぶりのまともな食事に喜び、パルルとマーゾは戦闘の話で盛り上がる。というかこの2人、強さもだが、肌の色が違うだけで、性格も、貧乳ロリと言う点も似てるんじゃない?いい友達が出来たじゃないか?よかったな・・・

数時間後ギャンは後悔する。寝相が悪いマーゾが人の耳朶をチュウチュウ吸いながら寝る。これは前回も味わった。さらに隣でパルルが人の頬をチュッチュッとキスしながら寝る。スーが真似してか、ギャンの頭をガブガブと口に入れる。

みんなが朝起きると、ギャンが血だらけで倒れていた。

「「うおっ!ギャンをこんなにしたのは、お前かー!」」

パルルとマーゾがまた戦闘しようとする。

「どアホウ!2人とも帰れ!!」大量の鼻血を出しながら追い返した。


もう眠い。ああ帰って寝たい。フラフラと森を探索する近くで「キャー」と悲鳴が聞こえた。声が聞こえた先には、赤い頭巾を被った女の子を狼男が襲うところだった。足元がふらつきながらも、狼男に近寄る。

「ガハハ、そんな体で俺に挑むか。楽に殺してやる。」

「おお、最近の狼はよく喋る。弱い奴の遠吠えだな。」

狼男の血管がピクピク動く。ギャンの体を左右に大きく揺れる。しかし手を前に構える。手を左右交互に回転させながら前に出す。拳は親指と人差し指で円を作り中指、薬指、小指は握る。

牙を見せ突っ込んでくる。噛みつき攻撃。ギャンは右横に倒れそうになりながら、左腕を上、右腕を下にして狼男を挟み込み倒れる勢いで、左膝で横っ面を蹴る。ギャンは倒れるかと思いきや、左右の足を交差させ屈伸し、またフラフラと構える。すかさず右肘を当てにいく、狼男は肘を手で止めニヤリと笑う。曲げていた右肘を伸ばし狼男の脇腹を2本の指で刺す。ク゚ッと声が出掴んだ右肘を離す狼男。クルリと体を狼男に密着しながら背後に回り倒れ込むように左肘を背中に当てる。「くそっ」と狼は体を回し後ろを見る「どうしてこう、魔物は悪手を選ぶ」ギャンは狼男の腿に背中をのせ、狼男の顎に左の正拳を放つ。崩れ落ちそうになる相手の鳩尾に右の拳を当てる。狼男は後ろによろける。狼男は近寄らせまいと右腕を大きく横に振る。ギャンは紙一重にかわすように腕の下に体を入れながら背中を反らすような形になる。まるでリンボーダンスでも始めるかの如く態勢。両腕伸ばし拳を腹に当てる。狼男の腹から血が流れている。何度か腹に当てている拳は2本の指で皮膚が引きちぎられていた。

戦闘中にもかかわらず、水を飲むギャン。「このガキがー!」口を開け噛みつく。

ギャンは水をブーっと吹き目くらましにする。

思わず目を閉じ、目を擦る。狼男がみた最後はギャンの2本の親指と人差し指となる。狼男の目深くに指が入る。「ぎゃー!!」目を押さえ大きくのけぞる狼男。喉元が丸見えだ。喉をつまみ引き千切る。


「酔拳!」赤い頭巾の女の子が叫ぶ。

狼男の魔石をとっている俺は思わず振り向いてしまう。赤い頭巾の女の子は、靴はロングブーツ、白のチュールスカート。スカートはマキシでシースルになっている。中に同色のコクーンスカートを穿いており下着が見えないのとチュールスカートが広がるようにコクーンなのだろう。トップスはフロントと背中部分の生地は総レースとカットソーの2枚重ね。肩からはレースのみ。プチハイネックとなっており胸元は十字架開きになっており、開きの部分で女の子の胸の一部があらわになっている。

十字架の縦のラインで谷間の全て、横のラインで上乳の一部が見えておりギャンは思わず凝視する。赤のコートを肩から羽織り、コートの後ろは大きなリボンが腰につく。リボンの上に大きく「Temple Knights」と刺繍してある。

目の前女の子は僧兵か。このけしからん巨乳の子が!僧兵なら助けなんぞいらなかったな。横取りしたのはすまん、しかし「キャー」は無いだろ。街道を歩け。

はあ?訓練がてら森を歩いたと?もういいわ、では、さようなら。

「あっ、あのアナスタシア様を探しているのですが、知りませんか?」

何だか聞いたことある名前だが、「知らん」と答える。また面倒事になりそうだ。


この後、もう少し狩りをしてギルドに行く。いつものように換金する。

その時、栗鼠人のリズさんが「明日、デートしませんか?」

ブー!

のんびり、茶を飲むパルルが茶を吹き出す。

「リ・・・リズ・・・」パルルが焦る。

「楽しみです。」とギャンに微笑む、リズ。

「リズ、お前もか!」


次回予告

「立った、立った!クララが立った~♪」喜ぶハイジ

「勃った、勃った!ちんぽが勃った~♪」喜ぶジイジ

次回

「ギャンが立つ」

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