作戦バルンガ
グレムリン計画の一部に北朝鮮の電波情報収集する作戦が組み込まれていた。
それについての概略である。
この作戦は、黄海の公海上の船舶から、ジェット気流に乗せてラジオゾンデに北朝鮮をフライバイさせて電波情報、気象情報を得る物である。
詳細はまた詳しく触れる機会があろうかと思うが、第二次朝鮮戦争勃発前から、民間船舶に便乗した自衛隊員による情報収集活動であった。
夜間、曇りの日に、北朝鮮沖を航行中に、放たれたラジオゾンデは、完全な電波封止状態で北朝鮮をジェット気流に乗り横断、所定の日本海の公海上に来たとき機上のGPS受信機から、衛星経由で情報を送信するようになっている。
これは戦時中のアメリカ爆撃、史上初の大陸間攻撃を行った、風船爆弾からヒントを得た作戦で、部内では「風船爆弾」の通称で呼ばれていた。
しかし、一部の担当者は理由は不明ながら「バルンガ」作戦と呼称して、楽しんでいたとの出所不明の情報もある。
この作戦では、北朝鮮国内の詳細な気象情報、レーダー網の盲点等の情報、またレーダーそのものの情報等、グレムリン計画に関わる部分も多かったため、詳細については断片的な情報しか出されてないため,今後の情報公開に期待されている。
温故知新、古い作戦も新しい技術で使うことも