大韓民国最後の大統領
また、また、北朝鮮詣でを繰り返した文大統領の目的は、北朝鮮ペースでの「南北融和」に共同歩調をとることで「南北統一」を行い、その功績を持って、自身の身の安全を確保することであった。
大韓民国という国は、歴代大統領が暗殺、投獄、亡命、自殺と様々な試練を受けるものだが、最後の大統領となった文大統領は、見事な政治パフォーマンスで、北朝鮮に韓国を吸収合併させることに成功した功績で、自身の政治家としての生命の保証を取り付けたのである。
「祖国統一」の美名を隠れ簑にした、「北朝鮮主体の、第二の韓国併合」 は大統領の保身と引き換えに、大韓民国の実質的な崩壊を引き起こしたのだ。
「北朝鮮の大韓民国総督」のごときパフォーマンスで在韓米軍との演習中止を行い、即応体制を低下させた。
さらに、「半島非核化」を建前に在韓米軍の段階的撤退を迫り、自国のガードを下げてみせるパフォーマンスも行った。
さらに南北統一を一気に進めた代わりに、韓国内部の東西、親北左派対親米右派の対立が先鋭化させてしまう。
この「韓国の危機」に「同胞」たる北朝鮮がひそかに介入、右派の壊滅をはかり、「文総督体制」を磐石なものにしたのである。
こうして文大統領が任期をまっとうする頃には、韓国ソウルの青瓦台には新たな「総督府」ができることになるのである。
かくして成立した、「高麗連邦」の南朝鮮初代総督として文氏は就任することになり、自身は安泰だが、「大韓民国を滅ぼし、朝鮮半島を東西に引き裂いた主犯」として、歴史に名を残すのである。




